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2024年 初戦

とっても寒かった2024年の初戦が終わりました。


こんなに寒かったレースウィークは日本では初めてな気がします。

2016年に参戦したル・マン24時間は夜中に気温2℃なんてあったので、それは例外ですが。


無事に終われてホッとしてる気持ちもあります。

この時期の開催に関しては色んな意見はあると思いますし、個人的にも思いはありますが本当に難しい問題だと思います。


今年はとても寒かったですが、昨年のこの時期のテストは暖かかったと思いますし、2月に20℃近くまで上がった日があったりしたので天気に関しては何とも言えません。



個人的にはST1000での開幕戦であるもてぎに向けてのテストの意味合いが強かったので、コンディションの善し悪しは置いておいても走れる機会があって、それもレースでの実戦形式でしかもペースの速い集団と走れたことはとても有意義でした。




同じレースに出てみると想像していたよりST1000とJSB1000のレギュレーションの差は感じましたが、自身のレースペース自体は昨年の最終戦より良いんじゃないか?という感じで走れていたので主目的は達成できたと思います。

メンバーも豪華だったのでJSB仕様で出ていたらどの位置を走れたかな?とは自分でも楽しみに思いますが(笑)


心残りは予選と決勝の最後がセーフティカーと赤旗で終わってしまったこと。

予選はSTのレースでは使うことのできない予選用タイヤを履いてちょっと楽しんでこようと思っていたので残念ではありますがあのコンディションでは仕方なかったと思います。


天気予報を見ても寒くなることは予想ができたので、テストから続いていたクラッシュの件数を見ても中止の判断は妥当としても、来てくださった方々の為にも中止の際に何かできなかったのかは僕達競技者も含めて今後の課題だと思います。




さて、僕達の本当の開幕は約1ヶ月後。


そこで良いスタートを切る為にと思ってチームにはわがままを言って今回走らせてもらいました。

新型となったCBRのテストはもちろん、自分自身への刺激の意味でも最高の機会になりました。


その成果をしっかりと示せるように努力して整理して、もてぎに向けて準備していきます!


2023 鈴鹿8耐

今年の8耐も無事に終えることができました。

結果的には10位ゴール、レース後の再車検で繰り上がり9位となりました。


まずはたくさんの応援ありがとうございました!


もうね、気分的には夏が終わりましたので、気兼ねなく冷房を使いまくってます。


さて、8耐はいつだって疲れます。

肉体的にはもちろん、精神的な疲労もとんでもなく大きいです。


そして終えると色んな想いでいっぱいになります。


だけど、今年ほどシンプルに「悔しい」でいっぱいな年は記憶にはないです。




レース前から「表彰台獲得が現実的な目標」と何度も語っていた通り、終わってみて振り返ると内容的にも結果的にも、自分達の力でその結果を掴み取れるチャンスは十分にあったと思います。


それを掴めなかった喪失感の大きさは隠すつもりはありません。



とは言え、掴めなかった以上それが自分の実力なんだとも思います。

8耐はスプリント以上にチームで戦うレースではありますが、スーパーライダーがマンパワーで結果をもぎ取って行った様子は何度も見させられています。


自分の走りひとつで結果を大きく変えられる存在になれるように頑張るだけです。




レース後は1人になりたくなかったのと、ゆっくり考える時間が欲しくなかったので、家族と一緒にあちこち遊びながら時間をかけて家に帰りました。

現実逃避だろ、とは言わないでください。

分かってますから!


どんな時でも無邪気に遊んでくれる息子達の存在には助けられています。


だいぶリフレッシュできて前向きな気持ちも戻ってきたので、これから始まる後半戦、彼らを喜ばせるレースができるようにもがんばります。